ピアノ 防音工事・吸音工事

ピアノ 防音工事
防音材・吸音材

ピアノ 防音工事・吸音工事  アコス工業

 ピアノ防音工事は、アコス工業の防音材・吸音材で、
 実績・技術・信頼で、良い音環境を実現

 アコス工業では、鋼製防音パネル(アコスパネカット)・防音シートをはじめとし、自社製品の各種防音材と吸音材を使用し、ピアノ防音室・音楽教室の吸音工事・防音工事をおこなっております。また、吸音・防音工事だけでなく、使い易く、デザイン性も考慮した室内音響空間をご提案させていただきます。適材適所で、アコスターボード・アコストーンなどの自社製品を使用することで、コストダウンをはかり、お客様のプレイ・スタイルに合ったピアノ防音室を実現いたします。新製品の吸音材「アコスターパネル」は、銀座ヤマハショールームのホール・音楽室にも採用されており、ピアノ防音室・音楽教室の吸音板として高く評価されています。
 
ピアノ 防音工事 ピアノ 防音室
防音・遮音シート
防音シート 「アコスティックシート」
遮音性と制振効果に優れた高密度の特殊配合軟質遮音シートです。プラスターボードの軽量壁の質量を上げ、コインシデンス効果を制御し遮音性能を向上させます。GL工法の改修にも最適な防音シートです。
また、木造住宅や高層マンションのピアノ防音工事では、ボードでの施工が多く、RCマンションと同じ施工では、コインシデンス効果により高音域・低音域で遮音性能が低下してしまいます。このような場合は、アコスティックシートをボードの間に挟むことにより改善できます。
防音シート「アコスティックシート」詳細
吸音材
化粧吸音板 「アコスターパネル」
高密度グラスウールに高品質のガラスクロスを額縁貼りした吸音板です。ピアノ防音室、音楽教室、会議室から、映画館・ホール・ライブハウス・リハーサルスタジオなどの室内の響きの調整に最適な吸音材です。銀座ヤマハのショールーム、音楽室・ホールにも採用された吸音材です。ピアノ防音工事では、室内の吸音をおろそかにしがちですが、吸音していない部屋で長時間ピアノを弾いていると耳が痛くなるなど障害がでます。
アコス工業では、アコスターパネルだけでなく、プレーヤーに優しい響きのアコストーンなどいろいろな吸音材をご用意しています。ピアノ防音室の環境、予算にあわせてお選びいただけます。
「アコスターパネル」詳細
浮床工事
浮床工事用防振材 「エコラス」
防振材「エコラス」は、地球環境に配慮し、廃棄ゴムスポンジを100%利用したマテリアルリサイクル商品です。耐水性に優れているため、グラスウール浮床と違い、施工時に破損したりする心配がなくカラオケ・ルームなどの浮床防振工事には最適です。500mm×500mmのブロックで、割り付けも簡単で施工性も良く、異なる防振材と緩衝材の組合せと違い、撓みも一定で集中荷重がかかったり、緩衝材及びその劣化した異物に防振性能をひっぱられ性能低下になりません。
防音パネル アコスパネカット
鋼製防音パネル 「アコスパネカット」
アコス工業では、現場施工のピアノ防音工事だけでなく、組立パネル式のピアノ防音室にも対応しています。借家・マンションで引越も可能です。組立が簡単で工場ライン変更などにともなうレイアウト変更に対応し易いため、ライン防音室としての実績は数多く、パナソニック・ホンダ・NECなどの日本企業の海外工場、メキシコ・フィリピン・タイ・香港などでも使用されています。また、音楽スタジオのブース、一般家庭のピアノ・ヴァイオリンなど楽器防音室にも最適です。
「アコスパネカット」詳細
耐水ボード 浮床工事に!
耐水遮音ボード 「ハイブリッドボード」
再利用が難しい古紙と廃プラスチックをリサイクルした、環境に優しい素材です。映画館・ホール・マンション等のグラスウールなどの浮床工事でコンクリートを打設する耐水・基礎材として使用されています。また、厨房・レストランなど水廻り、結露の多い地下のスタジオ・ライブハウス・音楽室から結露の多い一般家庭のピアノ室の遮音材として最適です。
結露が多い住宅・マンションでピアノ防音工事をした場合、防音壁内部で結露が起こり、長時間経過するとプラスターボード・合板は、湿気でぐちゃぐちゃ、グラスウールは、ガラス繊維を接着材で固めているので、異臭が発生し、
耐水ボードを使っていない場合、異臭がピアノ室内にも出てしまう場合もあります。
「ハイブリッドボード」詳細
防音ドア 「アコス防音ドアシリーズASD」
アコス工業では、一般住宅用の木製防音ドアだけでなく、T-3、T-4の性能からT-5の防音性能まで、耐久性の良いスチール製の防音扉も用意しております。
アコス防音ドアシリーズは、片開きドア、両開きドア、スライディングドア(引き戸)など目的に応じて様々な場所でご利用頂いております。お客様の多種多様な要望に応える事が可能な
完全オーダーメイドの防音ドアです。遮音性能とともに、機能性・メンテナンス性・意匠性など優れた性能を発揮し、大変ご好評を頂いております。
ピアノ防音工事 施工例-1 ピアノ防音工事 施工例-2
ピアノアートサロン音楽教室
松川マンションピアノ防音工事
ヤマハ音楽センター鎌倉ピアノ教室防音工事
ヤマハ音楽センター横須賀ピアノ教室防音工事
成蹊学園中学・高等部音楽室防音工事
コープ野村ピアノ室防音工事
鶴見音楽センターピアノ室防音工事
金沢シーサイドミュージックスクールピアノ室防音工事

●ピアノ防音設計の目標値

ピアノ防音室は、室内で出す音が隣接する部屋や隣戸へ騒音にならないようにすること、及び隣室や屋外からの騒音が練習に支障ないようなレベルにすることが重要です。
ピアノ防音室の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。隣室の使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、Dr-60〜Dr-65が目標値となります。

表示尺度と住宅における生活実感との対応例
遮音等級 Dr-65 Dr-60 Dr-55 Dr-50 Dr-45 Dr-40 Dr-35 Dr-30 Dr-25 Dr-20 Dr-15 備考
ピアノ、ステレオ等の大きい音 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 楽曲がはっきり分かる よく聞える 大変よく聞える うるさい かなりうるさい 大変うるさい 音源から1mで90dBA前後を想定
テレビ、ラジオ、会話等の一般の発生音 聞えない 聞えない 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 話の内容がわかる はっきり内容がわかる よく聞こえる つつぬけ状態 音源から1mで75dBA前後を想定
生活実感、プライバシーの確保 ピアノやステレオを楽しめる
*機器類の防振は不可欠
カラオケパーティ等を行っても問題ない
*機器類の防振が必要
隣戸の気配を感じない 日常生活で気がねなく生活できる
隣戸をほとんど意識しない
隣戸住宅の有無がわかるがあまり気にならない 隣戸の生活がある程度わかる 隣戸の生活がかなりわかる 隣戸の生活行為がよくわかる 隣戸の生活行為が大変よくわかる 行動がすべてわかる 遮音されているという状態ではない      小さな物音までわかる 生活行為、気配での例
日本建築学会より

●遮音等級Dr値

図-1のようなJIS A 1419-1(2000)「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法ー第一部:遮断性能」に示される空気遮断性能を評価するための基準曲線の周波数特性と等級を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし、結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る一番高い等級曲線をその等級と読みます。(各周波数最大2dB許容)図-1で示した例では、Dr-40となります。また、ここで読んだ遮音性能Dr値を表-1、2のような評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価しています。
 
一般の建物を設計する場合、遮音性能は、表-1の値を目標におこなわれます。マンションなど集合住宅では、一級のD-50程度が標準的なものです。したがって、ピアノを弾く場合は防音工事が必要となるわけです。
ピアノの防音工事 遮音等級D値
図-1 空気遮断性能(防音性能)
ピアノの防音工事 D値

表-1一般建物の設計遮音量

●ピアノ防音室の室内騒音

より良い音質で良い練習の環境を実現するにはピアノ防音室内の静けさが必要となります。室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内騒音の設計目標は下記表に示すようにNC-25〜30程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。
ピアノ 室内騒音許容値

●ピアノ防音室の防音・防振構造

単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。
 この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。したがって、マンションのピアノ防音室のような
高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。また、音は空気を伝播してくるもの(空気伝播音)と壁・床・天井などの物体内を伝播するもの(固体伝播音)があります。固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので壁などを厚くするだけでなく防振構造(浮遮音層)が必要となります。特にマンション・雑居ビルに設置する場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造が必要不可欠となります。
 苦情の発生しているピアノ防音工事では、防振構造が無い、または十分でないことが非常に多いため注意が必要です。
ピアノの防音・防振構造
ピアノ防音室の防音・防振構造 概念図
ピアノ防音室では、防振、防音性能はもちろんのこと、より良い音を録音すると共に、ミュージシャンが快適に演奏できる室内の良好な音環境及び芸術性を引き出すような内装設計が必要です。

●室内音響設計

音響障害の防止

高音質で快適な音空間を実現するためには、響きの長さ(残響時間)を調整するだけではなく、音質や音色を調整すること、すなわち響きの質を設計することが必要です。とくに平行に対向する反射性の大きな面がある場合は、エコーやカラーレーションといった音響障害となりますので対策が必要となります。

最適残響時間

極端に響きが少ない空間や、響きすぎて原音がわからないような部屋では、良好な音環境ではありません。ピアノ防音室の残響時間は、音楽のジャンル、ミュージシャンの好みによって異なりますが、平均的には、室内平均吸音力が25%〜35%程度の設定が最適な残響時間を得られる目標値です。また、好みによって残響や反射面、吸音面を変えられるような、可変装置を設置するピアノ練習室も増えています。
 
吸音材 アコスタークロスウォール 吸音材 アコスターボード ヤマハ ピアノ防音室 吸音材
アコスタークロスウォール アコスターボード アコスターパネル
(不燃吸音クロス) (化粧吸音板) (化粧吸音板)
音を透過しやすいポリエステル生地を表面材とした不燃吸音材です。映画館・スタジオ・録音スタジオのピアノブースで音質を追及する部屋の壁・天井の仕上材です。 高密度グラスウールにガラスクロスを特殊加工した吸音板です。ピアノなどの音楽教室や会議室の室内の響きの調整に最適な吸音材です。 高密度グラスウールに高品質のガラスクロスを額縁貼りした吸音板です。銀座ヤマハのショールーム、音楽室にも採用された吸音材です。
吸音材 アコストーン アコスグラスボード 天井吸音材 ハイラートンフォールド
アコストーン アコスグラスボード ハイラートンフォールド
(ポリウレタン吸音材) (化粧吸音材) (天井化粧吸音板)
難燃性ポリウレタンフォームの表面に、塩化ビニール塗料を高熱ラミネートし、柔らかい感触と吸音性が生かされた壁・天井貼用吸音材です。ピアノ室の他、子供のプレイルームに使用されています。 高密度グラスウールにガラスクロスを現場施工した吸音材です。ピアノなどの音楽教室や会議室の室内の響きの調整に最適な吸音材です。 高密度グラスウールに塩化ビニールを特殊加工した吸音板です。ピアノなどの音楽教室や会議室の室内の響きの調整に最適な天井吸音材です。
防音・遮音シート 防音パネル アコスパネカット 耐水ボード 浮床工事に!
アコスティックシート アコスパネカット ハイブリッドボード
(制振遮音シート) (組立式防音室・防音パネル) (耐水ボード)
遮音性と制振効果に優れた高密度の特殊配合軟質遮音シートです。ピアノ室などのプラスターボードに貼り、軽量壁の質量を上げ、コインシデンス効果を制御し遮音性能を向上させます。マンションのGL工法の改修にも最適な防音シートです。 スチール製の防音パネルで、特殊ファスナーを採用した、組立式防音室です。工場のライン防音室から、音楽スタジオのブース、一般住宅・賃貸マンションのピアノ練習室に最適です。 古紙と廃プラスチックをリサイクルした、環境に優しい素材です。映画館(シネコン)・ホール・マンション等のグラスウールなどの防振・浮床工事でコンクリートを打設する耐水・基礎材として使用されています。